不安を煽られる現代社会において、社会人は常に悩みを抱えています。
悩みにとらわれ続けるのは辛いですし、解決の糸口があれば気が楽になるものですよね。
そこで本記事では、仕事や人生に悩む社会人に向け、人生の先輩でもある歴史的な偉人・現代の著名人の名言を集めてみました。
また、実在の人物だけでなく、エンターテイメント作品の登場人物の心に刺さるセリフも10個集めています。
本記事をお読みいただければ、仕事や人生の悩みを軽くする力強い言葉が見つかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
歴史的な偉人たちの言葉
歴史のバトンをつないだ偉人たちが残す言葉には、知恵や深い洞察、力強さを感じませんか。
ある者は誰かのために人生を捧げ、またある者は自分の信念を貫くなど、それぞれのやり方で激動の時代を生き抜いた偉人たち。
そんなパワフルな偉人たちの言葉を、仕事や人生に活かせる教訓として集めました。
偉人たちの言葉って考えさせられますよね。
成功・失敗・行動・人間関係など、さまざまな物事の見方を変えてくれます。
仕事との向き合い方について
人生の多くの時間を占め、社会人なら取り組む必要のある仕事。
そんな仕事と向き合い方について、偉人たちは数多くの言葉を残してくれています。
中には仕事に対する価値観を変える言葉があるかもしれません。
人々が機嫌よく働くためには次の三つが必要だ。その仕事に向いていること、働きすぎないこと、そしてやればうまくいくと感じていることだ。
ジョン・ラスキン(評論家・美術評論家)
前向きに仕事をするなら、どれも大切な要素ですね。
向いていなければ成長しにくいですし、働き過ぎれば心身を壊してしまうかもしれません。
食えなけりゃ食えなくても…、と覚悟すればいいんだ。それが第一歩だ。その方が面白い。
岡本太郎(芸術家)
仕事に立ち向かう勇気をくれる人といえば、芸術家・岡本太郎氏でしょう。
戦争・作品批判と、つねに逆境の中を生きてきた彼だからこそ、その言葉には熱さがあります。
岡本太郎さんの言葉は、ダメな自分を肯定する力強さがありますよね。
ダメだからいい、失敗するからいい、食えないならそれでいい、など。
もし、木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう。
エイブラハム・リンカーン(第16代アメリカ大統領)
希代のアメリカ大統領・リンカーンが語った、準備の大切さを説く言葉です。
成果を上げるには、適切な課題設定と必要な下準備・根回しが大切ですよね。
あなた自身を模範とし、他人から最高のものを引き出すことをあなたの仕事にしてください。
エピクテトス(古代ギリシャ時代の哲学者)
仕事において優れた人物とは、自分自身が模範となり、同僚・部下から能力を引き出せる人だと説いた言葉です。
リーダー職に適した言葉ですが、役職を問わず意識しておきたいことですね。
相手を説得するために、正論など持ち出してはいけない。相手にどのような利益があるかを、話すだけでいい。
ベンジャミン・フランクリン(米国の政治家・物理学者)
正論は時として人の感情を逆なでする凶器にもなります。
人には感情があり、例え仕事相手でも理屈だけで説得できるわけではありません。
考え方の問題で組織に馴染めなくても、自分だけがおかしいと思う必要などない。
フリードリヒ・ニーチェ(思想家・古典文献学者)
組織はあくまでも、組織にとって都合の良いルール・考え方で動くもの。
組織に馴染めなくても、個人の思考・主義主張の良し悪しは決まりません。
世間が必要としているものと、あなたの才能が交わっているところに天職がある。
アリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
自分が得意だからといって、世間にニーズがあるとは限らないもの。
才能×ニーズは、質の良い仕事をするため、全ての社会人が押さえておきたい基本ですね。
成功者になろうとするな。価値ある者になろうとせよ。
アルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)
地位・名誉・お金など、成功者と呼ばれるものを目指すことの不毛さを説いた言葉です。
ただし、これらは活動の幅を広げたり、可能性を広げる側面があることを忘れてはいけません。
人間など、いくら優秀でも大したことはできない。真に偉大な業績は、宇宙の力を借りて行う。
ヴィクトール・フランクル(精神科医・心理学者)
人間としてどんなに優れた存在であろうと、宇宙・自然の前ではちっぽけなもの。
この世界に生かされていることを忘れてはいけませんね。
すべての人は、人生における独自のミッションあるいは仕事を持っている。その点において、誰もその人の代わりになることはできないし、代わりの人が自分の人生を反復させることもできない。
ヴィクトール・フランクル(精神科医・心理学者)
労働者を取り換え可能なコマのように扱いがちな現代社会に刺さる言葉です。
人それぞれに役割があり、誰もその人の代わりになることはできません。
人や人生について考えさせられる言葉
社会人が向き合うのは仕事だけではありません。
社外の対人関係や仕事以外の時間の使い方など、プライベートについて考えることも大切です。
人生という大きな視点でも、偉人たちは心に刺さる言葉を残してくれています。
貧乏に対する恐怖に人生を支配させてしまえば、その報酬として食べていくことができるだろう。しかし生きることはできなくなる。
ジョージ・バーナード・ショー(作家・評論家・政治家・教育家)
お金はあくまでもツールなんですよね。
近年はとくに、「格差」「貧困」といったワードが国民の不安を過剰に煽っているので、注意が必要です。
相手を黙らせたからといって、相手の意見を変えさせたわけではない。
ジョージ・バーナード・ショー(作家・評論家・政治家・教育家)
論破やマウントなど、現代社会では相手を黙らせることが優れた能力のように扱われています。
その場は黙らせても、本音は変えられないと理解しておかねばなりません。
論破やマウントは恨みを買ってしまう場合もあります。
コミュニケーションに必要なのはお互いを尊重する「対話」ですよ。
無用の用。
(世間では役に立たないとされているものが、実は別の意味においては役割を果たしていることを指す言葉。また、役に立たないことがむしろ有用であるとも示している。)
荘子(紀元前369年頃~紀元前286年頃の中国の思想家)
役立っていないように見えても、角度を変えれば役立っていることはよくありますよね。
また荘子は、役に立たないことが有用だと説いており、意味・意義・価値ばかりに重きを置く現代社会に強烈なカウンターを与えています。
一見して人生には何の意味もない。しかし一つの意味もないということはあり得ない。
アルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)
意味のない人生に意味を与えるのは自分自身です。
そう考えると、意味のない人生に意味を見いだすことはいくらでもできますね。
あなたが人生に絶望しようとも、人生があなたに絶望することはない。何かや誰かのためにできることがきっとある。時があなたを待っている。
ヴィクトール・フランクル(精神科医・心理学者)
目の前の人生をどうとらえるかは、結局のところ自分次第ということでしょう。
ホロコーストから生還したヴィクトール・フランクル氏だからこその力強さがあり、勇気を与えてくれる言葉です。
人間は精神が拡がるときと、とじこもるときが必ずある。強烈にとじこもりがちな人ほど逆にひろがるときがくる。
岡本太郎(芸術家)
引きこもりや陰キャなどと言い、とじこもる人をネガティブに扱うことが一般的です。
ですが、岡本太郎氏に言わせれば、自分の世界にとじこもるからこそ、外に出た時に大きく広がるとのこと。
上善は水の如し。水は善く万物を利して争わず。
(水は万物を助け、育てて自己主張しない。さらに、誰もが嫌がる低い方へと流れてそこにおさまる。真に徳の高い人は、水のように生きていると説く言葉。)
老子(紀元前6世紀の中国の哲学者)
本当に優れた人は地位・名誉・お金などを目指さず、常に自分を低い場所に置き、誰かを助けることに注力していると説いた言葉です。
現代の競争社会に対する苦言とも受け取れますね。
各個人はみな規準からはみ出している
カール・グスタフ・ユング(精神科医・心理学者)
能力・思考・メンタルなど、人は誰しも、何かしらの部分で基準からはみ出しているものです。
それは良い場合だけでなく、苦手や不得意という意味でも同じです。
奇妙なことだけど、現実の問題よりも想像上の心配事のほうが耐え難いのです。
ドロシー・ディックス(米国のジャーナリスト)
未来の見通しがつきにくい、現代社会ならなおさらでしょう。
未来にとらわれすぎないよう、今に立ち返る「マインドフル」な状態をいかに作れるかが重要ですね。
現代の著名人
偉人だけでなく、現代で活躍する著名人の言葉にも説得力と力強さがあるものです。
第一線で活躍するトップランナーならではの、辛さ・厳しさのこもった言葉は感情を揺さぶられますよね。
同じ時代を生きる者として刺激されるからこそ、その言葉に重みがあります。
今を生きる人の言葉は、より現実的な視点を与えてくれますね。
社会人が仕事をする際のヒントになります。
仕事の取り組み方について
令和の時代も最先端の現場で活躍する現代の著名人たち。
そんなリアルを生きる彼らだからこそ、仕事への取り組み方も本質的で洗練されています。
現代の社会人なら誰もが参考になる言葉を集めてみました。
これからの未来に重要なのは、教養ある攻め方だと思います。相手を倒すのではなく、どれだけ相手のことを理解できるかというアップデートの考え方が間違いなく主流になる。
落合陽一(研究者・筑波大学准教授)
「デジタルネイチャー」と名付けられた、コンピューターが新たな自然となると未来を予想している落合陽一先生。
何歩も先の未来を見据えている落合先生が予測する、これからのスタンダードな仕事観になります。
人間は、人が見ているとちゃんとするけど、見ていないとズルをする動物です。
宮台真司(社会学者)
自分自身もそういう性質があると理解し、仕事環境を整えることが大切ですね。
とくにリモートワークが普及した今、組織・チームで連携する際に重要になります。
小さな成果は、誰も評価してくれない。だから、自分のやっていることは誰よりも自分が評価しなくてはならない。
梅原大悟(プロゲーマー)
わかりやすい大きな成果は評価してくれますが、小さな成果(積み重ね)は誰も評価してくれないもの。
成長している感覚と前に進んでいる感覚の両方を得るには、自分で自分を評価する以外にありません。
人は「わからない」「できない」「意味がない」ときにストレス(不安感、絶望感/無能力感/無価値感)を感じる。なので、わからないことはその道の専門家に尋ねる、できないことはコツを学んでトレーニング。意味がないと感じる時は自分なりに意味を与えてみるか、意味にこだわるのをやめてしまえばいい。
プラユキ・ナラテボー(僧侶)
言い換えると、人は自分にコントロールできないことに対し、不安・無力感などネガティブな感情を覚えます。
「専門家に聞く」「コツを学んで練習」「自分で意味付け」「意味を問わない」、対処法として身に着けておきたいですね。
根性に逃げるな。労働時間なんてどうでもいい。
安宅和人(情報学者・脳科学者)
安宅和人氏が著書「イシューからはじめよ」で語られていた、仕事の本質を突いた至言です。
根性ベースで労働時間をかけるのではなく、イシュー(課題・問題・論争点)を見極める方が先だ、といった意味になります。
手が届かないことを無理してやるのを、僕はあんまり挑戦とは思わないです。これやったらなんとかなるっていうときにはやります。
庵野秀明(アニメーター・映画監督)
あまりにも今の自分の能力とかけ離れた目標は、達成するのが難しいもの。
仕事で何かに挑戦する際は、手の届きそうな現実的なことから始めるのは基本ですね。
みんな、自分の長所を忘れて、誰か違う人になろうとするから苦しくなる。
冨永愛(ファッションモデル)
17歳からモデルとして海外に挑戦している富永愛さん。
自分自身を武器に、アジア人モデルとして海外で戦ってきた彼女だからこそ、自分の長所という言葉に深みがあります。
その人だけの長所は必ずあります。
自分ではない何者かになる必要なんてないんですよね。
やりたい仕事ではなくて、自分にできる仕事、これだったらできそうだなと思える道に、いったん進んでみるのもいい。
ヨシダナギ(写真家)
やりたい仕事をした方が良い、という思い込みで、逆に身動きが取れなくなっていることもあります。
まずは今の自分にできそうなことから取り組んでみると、新たな道が見えることもありますよ。
僕らが何もしなくても世界は今日もまわる。だからこそ、やるからには少しでも世界を変えられる何かを。身近な人を少しでも幸せに出来る何かを。
家入一真(起業家・実業家)
仕事の意義とは、大きな成果を上げることだけではありません。
ほんの少しでも身近な誰かの役に立ち、良かったと思ってもらえることが大切なんですね。
何を選択していかなくてはいけないかなんて分からないことばかりだけれども、魂が呼応する運命の流れを感じることが我々にはできるはずだ。何が未来に繋がるかなんてわからないのだから、導かれる試練に立ち向かう武器を選択することが大切だ。
小松美羽(現代アーティスト)
むき出しの感覚・感性で絵を描く現代アーティスト、小松美羽さんが書籍の中で語った言葉です。
理屈で考えすぎてる現代人は、もっと内側から燃え上がる感覚・感性に従ってみることも生きる上で必要でしょう。
成功と失敗について
SNSが普及した現代、華やかな成功者と呼ばれる人をよく目にするようになりました。
しかし成功者は、きらびやかな活躍の裏で数多くの失敗を重ねているもの。
そんな成功者たちが経験から語った、成功と失敗についての言葉を集めました。
成功したアスリートを見るとつい積み重ねた努力ばかりに目がいくけれど、彼らはまず頑張る前に選んでいる。
為末大(スポーツコメンテーター・指導者)
自分を見極め、適切な方向に向かわなければ成功は難しいもの。
どこで努力するのかを決めるところから成功確率は変わってきます。
自分の体質にあったことをやれば、成功なんてそんなに難しくない
安田隆夫(実業家)
自分の長所・得意なことに成功のヒントがあります。
長所や得意なことが必ずしも好きとイコールしてないことにも、注意しなければなりません
「失敗したらどうしよう」じゃなくて「やり残したらどうしよう」。
吉岡秀人(医師)
やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいいとはよく言ったもの。
失敗を恐れるより、やり残しを恐れる方が行動力も上がります。
9回失敗しないと、なかなか1回の成功が手に入らない。
山中伸弥(医師・医学者)
いわゆる成功者に見える人も、実は何度も失敗しているんですよね。
失敗を乗り越えてチャレンジを続けたからこそ、成功という大きな成果を手にしているんです。
失敗したときは、他人の意見を優先させなさい。失敗したのは、自分の考えで失敗したのですから。
富野由悠季(アニメ監督・演出家)
失敗した時は恥ずかしいですし、小さなプライドを守りたくなるもの。
ですが、失敗した時こそ、自分の考えに固執せず、誰かの意見を素直に聞き入れる謙虚さが大切です。
人生のどん底で「死んだ方がましだ」と思える状況は永遠には続かないし、やることなすことうまくいって有頂天になっていても来年には人生のどん底に叩き落とされてるかもしれない。
佐藤航陽(実業家)
今は調子が良くても、逆にどん底だとしても、その状態がずっと続くわけではありません。
人生は何が起こるかわからないと心得ておくことが、しなやかに生きるための秘訣です。
先を急ぐ人たちは、たいてい何かを落としてしまうものだから。
中島みゆき(ミュージシャン)
成功したい・勝ちたいと上り詰める人は、その道の途中で何かを失っているものです。
たとえ社会で評価される何かを手にしても、必ずトレードオフで別の何かを手放しているのが人生なんですね。
人は勝つこともあるし、負けることもあります。でもその深みを理解していれば、人は例え負けたとしても、傷つきはしません。人はあらゆるものに勝つわけにはいかないんです。人はいつか必ず負けます。大事なのはその深みを理解することなのです。
村上春樹(小説家・翻訳家)
勝負は時の運などと言いますが、人生で起こる勝負の場面で全勝する人はいません。
人は必ずどこかで負けますし、負けから学ぶことの方が勝つことより大事なんです。
誰もが何かを成し遂げなければいけない、なんてことはない。
養老孟司(解剖学者)
現代社会を生きる人々は、何者かになり、何かを成し遂げなければいけない想いが強くなりすぎています。
そのような価値観は実は幻想であり、何かを成し遂げようとなんてせず、幸せに楽しく生きたって良いんですよね。
もちろん、何かを成し遂げるために生きることもアリです。
だけど、それだけが人生だと思い込んでしまうと、辛くなる場合もありますよね。
漫画・アニメ・映画・ドラマの登場人物の名言集
フィクションの物語や登場人物に心を揺さぶられることもありますよね。
社会風刺の側面もあるエンターテイメント作品は、人生に役立つ名言の宝庫だったりします。
ここからは、漫画・アニメ・映画・ドラマの登場人物が発した、メッセージ性のあるセリフをご覧ください。
エンターテイメント作品に心を動かされた経験がある人も多いでしょう。
フィクションとはいえ、そのセリフには魂がこもっているものです。
人の世界の本質を突いた至言
対人関係や人生観など、人の世界の本質を突いた至言を残しているキャラクターたち。
ここでは、筆者がとくに心に刺さった、漫画・アニメ・映画・ドラマの登場人物のセリフをご紹介します。
どのセリフも、切れ味と納得感のあるパワフルなセリフばかりですね。
憧れは理解から最も遠い感情だよ。
藍染惣右介(ブリーチ)
先輩・上司・インフルエンサーなど、憧れの対象は多くいます。
ですが、あまりに憧れが強すぎると、その人の本当の姿が見えなくなってしまう危険があります。
何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ。
アルミン・アルレルト(進撃の巨人)
たとえば会社を興し、ビジネスを1から作り上げる起業家は、友達付き合いや恋愛などを捨て仕事に打ち込んでいるものです。
大きなことを成し遂げる、あるいは変える人というのは、相応の何かを必ず捨てているものなんですね。
自分の無知に気づくことこそが自由を手にするきっかけである。
ジョーカー(ダークナイト)
自分が何を知らないのかに気づいていなければ、現状を変えることはできません。
自由に生きたければ、自分を不自由にしている要素を理解しなければ始まらないんですね。
撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだ。
ルルーシュ・ランペルージ(コードギアス 反逆のルルーシュ)
SNS・匿名掲示板では、誹謗中傷で誰かを傷つけることが問題になっています。
そんな現代だからこそ、ルルーシュのこの言葉が刺さりますね。
自分たちの生きているこの世界のことを知ろうとしなくて何ができるというんですか。
阿久津真矢(女王の教室)
マスメディアやSNSで流れてくる情報、常識とされる価値観など、疑うべき対象はいくらでもあります。
この世界の仕組みや法律、本質的なルールについて勉強しなければ、ただ搾取される側になる可能性があります。
その人を知りたければその人が何に対して怒りを感じるかを知れ。
ゴン・フリークス(ハンターハンター)
心理学において怒りとは、不安・孤独・寂しさ・恐れなど、ネガティブな感情によって現れると言われています。
ネガティブな感情は誰にでもありますから、その人の怒りの対象を知ることで、より深くその人を理解することにつながります。
俺が勝手に遠くにあると思っていたものは案外、手の届く所にあるのかもしれない。
石田将也(聲の形)
灯台もと暗しという言葉の通り、大切なものは自分のすぐそばにあったりします。
何となく不満を感じる時は、仕事・家族・友人・恋人など、身近な存在を見直してみてはどうでしょうか。
たとえ明日死ぬとしても、やり直しちゃいけないって誰が決めたんですか。
古畑任三郎(古畑任三郎)
この世界のルールや常識には、絶対に正しいことなんてほとんどありません。
法律を破ったり、他者に危害を加えることはダメですが、人生はいつやり直そうがその人の自由なんですよね。
「詰む」なんて言葉を安易に使いますが、人の希望を奪う酷い言葉だと思います。
やり直し方は人それぞれで良いですし、生き方にも正解はありません。
行動する勇気をくれる言葉
最後に、行動できずに悩んでいる社会人の背中を押してくれるセリフを2つご紹介します。
この2つのセリフは人生そのものを表現しており、全人類が問われ続けている課題でもあります。
力強さと優しさがありながら、同時に考えさせれる言葉ですね。
迷った時はね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。どっちが楽しいかで決めなさい。
金子シャロン(宇宙兄弟)
正しさは、時代・個人・その時の状況によって変化するものです。
そんなあやふやな尺度で物事を決めるのではなく、楽しいかどうかを基準にした方が納得できるものです。
人生に確かなことなんてない。それだけが確かなことなのだ。
ジョン・ナッシュ(ビューティフル・マインド)
仕事・人間関係・健康・お金など、人生で確実なものはありません。
何を得て何を失うのか…生きてみないとわからないのが、人生において確かなことでしょう。
明日は明日の風が吹く。
どうなるかわからないのが人生ですよね。
仕事や人生のお手本は親・先生・上司だけじゃない
インターネットが普及した現代では、さまざまな情報を誰もが受け取れるようになりました。
そのような時代において、仕事や人生のお手本を、親・先生・上司などに限定する必要はありません。
過去の偉人・現代の著名人・フィクション作品の登場人物など、誰を尊敬しロールモデルにするのも自由です。
仕事や人生に行き詰まりを感じているなら、自分と遠い人の言葉を参考にしてみてはどうでしょうか。
本記事でご紹介した名言集が、仕事や人生の悩みを軽くする言葉になれば幸いです。