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仕事を辞めたいのは甘え?甘えになる理由と退職前にすべきこと

考え事をする女性

仕事を辞めたいと思った時、辞めたい理由が正当な理由か甘えなのか判断できず、モヤモヤしている人は多いものです。

業務のミスマッチ・人間関係など、さまざまな理由で仕事を辞めたくなるものですが、できれば周囲が納得できる正当な理由で退職したいですよね。

そこで本記事では、「周囲に甘えだと思われる仕事を辞めたい理由」や「甘えではない正当な辞めたい理由」などついて解説し、正当な理由で辞めるための基準をお伝えします。

本記事をご覧いただければ、正当な理由がある場合にのみ退職できるようになりますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

仕事を辞めたいと思うのは甘えなのか?

仕事を辞めたい人を表現

結論から書きますと、仕事を辞めたいと思う理由はさまざまなので、甘えかどうかは一概には言えません。

理由に関しても、「業務で大きな失敗をしてしまった」といった明確な理由もありますし、「今の仕事は合ってない気がする」など曖昧な理由もあるからです。

また、人によって辛い状況が異なるため、特定の理由で辞めることが甘えである、とは言い切れないのも本当のところです。

いんこぶるー

受け取り方・感じ方は人それぞれですから、何とも言えませんね...。

ただし、目の前の仕事が面倒で逃げたい場合や、必要な努力を放棄することを理由としているのであれば、甘えの可能性があります。

したがって、仕事を辞めたい理由が甘えかどうかを判断するには、辞めたい理由を掘り下げ、その裏にある真意について探ってみることが必要です。

他者から見た時に甘えに見えるかどうかより、まずは当事者の辞めたい気持ちの裏にある本音と向き合ってみることが大切です。

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周囲から甘えだと思われてしまう辞めたい理由

両手を腰にあてて仁王立ちする女性

仕事を辞める理由が甘えかどうかは一概に言えないとはいえ、周りから甘えだと思われやすい理由はあるもの

一般的に「この理由で仕事を辞めるのはどうなの?」という世間の共通認識は存在します。

では具体的に、周囲に甘えだと思われやすい仕事を辞めたい理由にはどんなものがあるのでしょうか。

ここでは、上記4つの理由について解説します。

「何となく」を理由にしている

「何となく今の仕事が面倒だから」「何となく好きじゃない」といった理由の場合、周囲から甘えと判断されてしまう可能性があります。

人のモチベーションは一定ではないため、一時的な気分の波で「何となく〇〇」で仕事にやる気が出ないことはあります。

ですが、明確な理由のない「何となく〇〇」だけで仕事を辞めたいとまで言ってしまうのは、甘えと取られても仕方ありません。

いんこぶるー

体調やプライベートの影響で仕事に身が入らないことはあるもの。

何らかの理由で、「何となくやる気がでない」といった経験は誰でもありますよね。

仕事に対し、ネガティブな意味で「何となく〇〇」が出てきたら、「何となく〇〇」の原因を探ってみることが大切です。

また、「何となく〇〇」で仕事に身が入らない状態の裏に、何らかの病気やメンタル疾患が隠れている場合もあります。

やる気が出ない状態が何週間も続くようでしたら、医療機関を受診することをおすすめします。

責任やミスへの怖れを理由にしている

仕事で責任を持つことや、業務上のミスへの怖れを理由にしている場合、周囲に甘えと思われてしまう可能性があります。

仕事には何らかの責任やミスは必ずついてくるものであり、絶対に避けることはできません。

このような、社会人として向き合う必要のあることを辞める理由にした場合、周囲の理解を得ることは難しいものです。

おかめいんこ

責任やミスを受け入れ、乗り越えなければ社会人として成長しませんよね。

例え転職で回避しても、次の職場ではまた別の責任やミスは発生しますし...。

責任やミスが怖くなったら、むしろそれは成長の兆しかもしれません。

責任を引き受けて業務に挑み、ミスを改善につなげることで、社会人としての能力が身に付いてくるからです。

責任やミスへの怖れは、辞めたい理由にするよりも成長に活かすようにしましょう。

他に理想の職場があると思っている

他に自分の理想の職場があると思っている場合も、甘えと思われる可能性があります。

理想の職場とは、言い換えれば自分にとって都合の良い架空の職場であり、100%自分の意向に沿う職場なんて存在しません。

すべての社会人は何らかの妥協や我慢はしているものですし、ベスト(最も良い)ではなくベター(より良い)な職場を選択しているだけなんですね。

今の職場を良い場所にするかどうかは、自分自身の考え方・取り組み方で大きく変わってくるものです。

業務や待遇などの不満を言う前に、どのようにしたら働きやすくなるのか考え、自分なりに工夫することが大事です。

青い鳥症候群に注意!

理想の職場があると思い込んでいる場合、青い鳥症候群に陥っている場合があります。

厚生労働省が運営するサイト「こころの耳」によると、青い鳥症候群とは周囲の環境、仕事などの待遇を受け入れることができず、他に自分の能力を発揮できる場所があるという考えを持ち、転職を繰り返してしまう人を指します。

名前の由来はモーリス・メーテルリンク作の童話「青い鳥」で、今の自分は本当の自分ではないと思い込み、本当の自分という青い鳥を追って職場を転々としてしまう状態を、童話になぞらえて名付けられました。

当然ですが、自分に都合の良い職場などありませんし、理想の職場を目指しても終わりのない転職を繰り返してしまうだけです。

貴重な人生の時間を浪費するだけなので、青い鳥症候群には気を付けなければなりません。

人間関係をリセットしたがっている

現在の職場の人間関係が嫌になり、仕事を辞めてリセットしたがっている場合も、甘えと思われる可能性があります。

どの職場でも人間関係は存在し、何かしらのトラブルや衝突は起こるのが当たり前です。

そのことを証明するように、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズが、人間関係には「1:7:1の法則」と呼ばれる概念を提唱しています。

例えば10人いたら...

  • 1人はあなたと気が合わない人で、何をしても否定的で嫌ってくる人
  • 7人はあなたと気が合う・合わないどちらでもない人で、状況によって好意的か無関心かになる人
  • 2人はあなたと気が合う人で、あなたの行動や考えについて無条件で肯定的に接してくれる人

といった感じで分かれることを示しています。

つまり、どんな職場に行こうとも、人間関係の問題は必ず起こるということです。

人間関係のリセットのために仕事を辞めることは、目先の面倒を避けているだけで何の成長もありません

仕事を辞めたい理由が人間関係の場合は、リセット目的かどうか慎重に判断しましょう。

仕事を辞めたい理由が甘えではないケース

退職届を出す人

仕事を辞めた理由が甘えと思われるケースがあれば、正当な理由になるケースもあります。

理由がちゃんとしていれば、転職も選択肢になります。

ここでは、上記4つの理由について解説します。

結果が正しく評価されない

業務で結果を出しているにも関わらず、会社や上司から正しく評価されない場合、辞めることに一定の正当性があると言えます。

数字や成果物で結果を出しているにも関わらず評価がもらえないと、働くモチベーションが下がっても不思議ではありません。

いんこからふる

結果を正しく評価しない職場は、評価制度の仕組みに何らかの問題があるかもしれませんね。

このような場合、具体的な自分の仕事の成果を示すものを持参し、上司と掛け合ってみる必要もあるでしょう。

それでも評価されない場合は、この先どれだけ会社に貢献しても評価されない可能性が高いので、転職の検討も必要になります。

過酷すぎる労働環境

長時間労働や業務量が多すぎる激務の場合も、正当な辞めたい理由になります

以下のような場合は、過酷過ぎる労働環境の可能性があります。

  • 残業時間が月60時間を超える状態が2ヶ月以上続いている
  • 休日出勤が頻繁にある
  • 休憩時間がほぼない

上記ような過酷な労働環境の場合、身心の健康を考えて辞めることを検討すべきかもしれません。

このところ仕事が激務で勤務時間が長い日が続いています。
体力・精神的に辛い事や、この仕事に対するプレッシャー、高圧的で人を見下した言い方をする上司によるストレス等で、説明などが頭に全く入らなくなり、内容がぼんやりでしか入ってこなくなりました。
なので会議の議事録も内容がちょっとズレていたり、細かい認識のズレが起きたりしています。

                                                            Yahoo!知恵袋より

長期間激務が続くと身心の状態が悪くなり、当たり前にできていたこともできなるなるなど支障が出てきます。

さらに悪化すると、何らかの身体の病気やメンタル疾患になることも珍しくなく、そのまま過労死につながる可能性も十分考えられます。

身心に不調をきたしていると感じた場合は、1度は医療機関を受診するようにしてください。

また、医師の診断でドクターストップが出たり、何らかの病名が着いた場合などは、無理せず休職したり、退職・転職することを検討しましょう。

ハラスメントを受けている

職場で何らかのハラスメントを受けている場合、仕事を辞めたいと思っても不思議ではありません。

現代社会はハラスメントを厳しく対処するようになりましたが、まだまだ苦しんでいる方がいるのが現実です。

厚生労働省監修あかるい職場応援団が定義している職場のハラスメントには、以下のようなものがあります。

  • パワーハラスメント(パワハラ) 
  • セクシャルハラスメント(セクハラ)
  • マタニティーハラスメント(マタハラ)

どのハラスメントも社員を精神的に追い詰めるものであり、時にはメンタル疾患になってしまうなど、取り返しのつかない事態になる可能性があります。

必要に応じて、会社の上司や人事部への相談するか、社内が難しい場合は以下の第三者機関に相談するようにしてください。

チェック

ハラスメントについて相談できる第三者機関は以下になります。

ハラスメントを理由に仕事を辞めることは甘えではありません。

「この程度で辞めるなんて甘えでは?」と感じている場合は、あなたの真面目さが影響していることが考えられます。

ハラスメントを我慢しても良いことは一切ありませんので、休職・退職(転職)・相談のどれかの対策を講じるようにしましょう。

改善しようもないほど人間関係が悪い

人間関係をリセットしたがっている」では、人間関係のリセットを理由に仕事を辞めることは良くないとお伝えしました。

ですが、仕事ができないほど人間関係が悪い職場は存在しており、このような職場の場合は辞めたくなっても仕方ありません

人間関係が悪すぎる職場は、報連相がスムーズに行えなかったり、足の引っ張り合いで実害が出たりと、生産性・社員の成長・会社の経営の全てにおいて悪影響が出ているケースもあります。

いんこぶるー

仕事にならないほど人間関係が悪いと、働く者として辛いですよね。

自己成長の弊害にもなりますし、会社の未来も危ぶまれます...。

判断基準としては、会話のほとんどが誰かの悪口・ハラスメントの横行・特定の誰かをいじめているなどが挙げられます。

また、派閥やグループによって社員同士が衝突している場合も、人間関係が悪すぎる職場の可能性がありますね。

このような職場は、人間関係が改善されることは難しいため、早々に見切りをつけて辞めることも必要になるでしょう。

転職でキャリアアップしたい

近年では、日本でも転職が一般的になってきているため、転職によるキャリアアップも仕事を辞めたい理由になります。

現代は終身雇用が崩壊し、同じ会社で一生を勤め上げる時代が終わりを告げ、1社の中でキャリアアップしていくことが難しくなりました。

そのため、転職によってスキルアップや待遇アップをし、キャリアデザインすることも選択肢の1つになっています。

私も夫もキャリアアップか引き抜きの転職しかしたことがありません。
もちろん、年収を下げたこともありません。
その都度国家資格を取得したり経験を積み重ね、有利な条件で転職しています。
人間関係もすこぶる良好。
そりゃ、不満があるから転職するわけですが、条件が悪くなるならやらないですね。

                                                            Yahoo!知恵袋より

もちろん、必要なスキルを伸ばし、業界・職種で求められる人材になれるよう考えて転職することは必須です。

その上で、現在よりも待遇面や賃金がアップする見通しがあれば、仕事を辞めたくなるのは必然だと言えるでしょう。

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テクノロジーの進歩で仕事が奪われることを不安視する声も

ITをはじめテクノロジーが進歩し、新たな技術によって産業が変化し続ける現代は、キャリアの見通しがつきにくい時代です。

そのような時代背景から将来に不安を感じ、もっと将来性のありそうな仕事に転職することを考え、仕事を辞めたくなる場合があります。

とくに近年では、AIをはじめとするITの進歩が加速しており、自動化によって仕事を奪ってしまうのではないか、といった不安が広がっています。

2015年、英国オックスフォード大学と日本の企業株式会社野村総合研究所が発表したレポート(News Release)によると、2015年当時から10年~20年以内に、日本の労働人口の49%の仕事がAIやロボットに代替される予想が発表されました。

2015年から8年が経過した2023年現在、ChatGPTをはじめとした生成AIが次々と登場し、いよいよテクノロジーによる仕事の代替はSFや夢物語の話ではなくなってきています。

生成AIで言うと、文章作成やイラストの領域で人の仕事を奪ってしまう、と言った話がSNS上やメディアで話題です。

いんこからふる

国外に目を向けてみると、2023年現在、中国では画像生成AIがプロのイラストレーターの仕事を奪い、失業者を生んでいるニュースが話題になっていますね。

このような事例もあるため、AIやツールに自分の業務が代替されてしまう不安から、仕事を辞めたくなってしまうことが考えられます。

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仕事を辞める前にやった方が良いこと

指を指す女性ビジネスパーソン

辞めたい理由が強くなっていても、まずは退職前にやった方が良いことがあります。

退職に踏み切る前に、この章でお伝えする内容をお読みいただき、仕事を辞める理由が適切であるか確認してみてください。

退職はそれからでも遅くありません。

ここでは、上記4つの項目について解説します。

仕事を辞めたい理由が本当に解決できないか考える

悩みというのは、解決できないと思い込んでいる場合も多いものです。

仕事を辞めたくなる理由も同じで、実は行動1つで解決できる場合もあり、客観的に向き合ってみる必要があります。

たとえば、「雑談が苦手で職場に行くのが億劫」や「早起きが苦手で昼職が向いていない」などの理由が原因の場合です。

雑談ならテクニック本やネット上にライフハックが多数ありますし、早起きが苦手なことは目覚ましアプリのスヌーズ機能などで改善する場合もあります。

その他の悩みも、実は工夫すれば対処できる問題というのは多々あり、「仕事を辞めるしかない」というのは思い込みかもしれません。

ちょっとした工夫で改善できる場合も多いので、辞める前に1度対策してみてください。

おかめいんこ

思い込みが悩みを大きくしてる場合もありますからね。

悩みが改善できる/改善が難しいの判断は、辞める前にしておきたいところです。

誰かに相談してみる

誰かに悩みを話してスッキリしたり、不安やストレスが小さくなった経験は誰でもあるものです。

仕事を辞めたくなった時も同じで、悩みを言葉にし、誰かと共有してみることで気持ちに変化が起こることはあります。

メンタル疾患や自己啓発にまつわる情報を発信されている、精神科医で作家の樺沢紫苑先生は、以下の内容をインタビューでおっしゃられています。

悩みは「解決」ではなく「解消」するものである

マイナス10をいきなり0にするのが解決ならば、マイナス9にするのが解消です。たとえば、人に話を聞いてもらうだけでスッキリして元気が出た、となると、もうマイナス9になるわけです。できることをひとつずつやっていくことによって、マイナス8になり7になり、気がついたらマイナス3くらいになっている。すると「なんとかなる」って思えますよね。

                                                                flierより

悩みは心の中から消して解決しようとするのではなく、心理的な影響を小さくして解消することが重要なんですね。

そのための手段の1つが、誰かに相談してみることです。

上司・同僚・友人など、誰かに相談してみることで悩みの心理的な負担が軽くなり、仕事を辞めることを踏みとどまれる場合があるでしょう。

辞めることで解決する問題か見極める

今の職場で抱えている問題があったとして、それは辞めることで解決する問題なのでしょうか。

たとえば、「人間関係が上手く行かない」や「仕事でミスをしてしまう」といった問題があったとして、それらは別の職場へ行ってもほぼ100%起こる問題であり、解決することはありません。

このような問題は、仕事をする社会人であれば生涯付き合う問題であり、向き合うことで自己成長し、必要な能力を身に着けることで対処していくものです。

人間関係で言うと、「ハラスメントを受けている」や「職場いじめを受けている」などの問題は仕事を辞めることで解決しますが、「人間関係が上手く行かない」は頻繁に起こる問題なので、辞めることがその場しのぎの対処になってしまいます。

いんこからふる

つまり、辞めることで解決する問題かを見極めるには、他の職場でも起こる問題かどうかを判断材料にすると良いんですね。

頻繁に起こる問題であると判断した時は、仕事を辞める発想から一旦離れ、別の対処法がないか検討するようにしましょう。

冷静に考える時間を作ってみる

仕事をしていると日々の業務に追われてしまい、自身の悩み・問題と向き合う時間が取れないものです。

とくに、仕事を辞めたくなるほどの悩み・問題を抱えている場合、腰を据えてじっくりと考えてみることは大切になります。

そこで重要になってくるのが、冷静に考える時間を作ることです。

特定の悩み・問題のみに思考をフォーカスし、徹底的に考えてみることは、人生においてとても重要な作業です。

なぜなら、仕事や生活に追われて本音がわからなくなることはよくあり、そのことに気づけるからです。

本音に気づかず、やるべきことに追われていると、悩み・問題にしっかり向き合うことができません。

そのため、意図的に考える時間を作り、自分を見つめる作業は社会人に必要な作業だと言えます。

社会人が時間を作る手段としては、たとえば休職や有休を使う方法があり、角が立たないタイミング・理由を用意して制度を活用すると良いでしょう。

いざ辞めるときは円満退職になるように行動しよう

握手をする男女のビジネスパーソン

仕事を辞める際に大切なのが、円満退職ができるかどうかです。

円満退職とは、会社と社員の双方が納得・合意のもとで社員が退職することで、同僚・上司が前向きに退職者を送り出す状態を指します。

円満退職になるように行動した方が良い理由は、過去勤務していた会社とビジネスの場で会ったり、以前の職場の同僚と転職先で再会する可能性があるからです。

ビジネスの世界は思っている以上に狭く、いつどのタイミングで以前の職場の社員と仕事を一緒にするかわからないものです。

このような状況を考えた時、退職時に何らかの遺恨を残す形で職場を去ってしまうと、業務を共にした際にやりにくかったり、今の職場に悪い話が伝わってしまうなどのリスクがあります。

おかめいんこ

退職する時は、まさに「立つ鳥跡を濁さず」の精神が第一ですね。

退職は少なからず同僚・上司に迷惑をかけてしまうイベントですから、ケアとフォローは必要です。

これまでお世話になったことは事実ですから、1人の社会人として誠意のある行動を心掛け、退職までの時間を丁寧にしっかりとした対応で過ごすようにしましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本記事でお伝えした内容で、とくに活用していただきたいポイントは、以下の3点です。

上記のポイントを押さえておくと、仕事を辞めたい理由が正当なのか甘えなのか、正確に判断することができます。

終身雇用が崩壊し、誰もが転職をする可能性のある現代では、仕事を辞める理由も大切になってきます。

仕事を辞める時は、自身はもちろん周囲が納得できる正当な理由の場合にのみ退職を選択し、円満退職ができるように職場へのケア・サポートを怠らないようにしてくださいね。

本記事でお伝えした内容を、仕事を辞めるか悩んでいる時に活用していただければ幸いです。

  • この記事を書いた人

bh_inko(たくみ)

新潟県でWebライター(歴は4年)をしています。 ・ビジネス関連 ・IT関連 ・転職関連 ・エンタメ関連 といった記事を執筆させていただいております。 趣味はイラスト作成(アイコン自作)、読書、格ゲー、映画鑑賞、動画鑑賞です。 質問・ご相談はお気軽にDMくださいませ。

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